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TOKYO WINE PARTY

人と人がゆるくつながる。自由で気楽なワイン・パーティー

初めて飲むChasseur Wines


ワイン会でたまにワインをサーブしているクスノキタケルです。このブログでは、店主の個性がキラリと光るお店、美味しいお料理やお酒が出るお店を飲み歩く僕の日常と非日常を淡々と綴っています。

月一くらいで定期的にお世話になっている恵比寿『WINE MARKET PARTY』での週末試飲。今回のテーマは、「2000年代の熟成したカリフォルニアとオレゴンのピノ・ノワール」

提供順に、初めて飲むカリフォルニアはソノマの「Chasseur Wines」、Russian River ValleyのSylvia’s Vineyards 2003年。とても華やかでリキュール様の派手な香り、濃厚なアメリカンチェリーや熟した無花果。でも、味わいは比較的タイトで引き締まったボディ。今回のラインナップで一番人気だったとのこと、確かに納得。素直に美味しい。でも、僕にはちょっと派手すぎる感も。アルコール度数は14.3%。

個人的に大好きな「Flowers」。有名なCamp Meeting Ridgeよりも100mほど標高が高い畑という、Sea View Ridgeの2005年。派手なシャスールの後ではインパクトに欠けるけれど、落ち着きがありブルゴーニュを思わせる陰のあるベリー香。アルコール度数も、他のワインは14%を超えている中で、抑えた13.8%。伸びやかな酸味がエレガントさを形造り、今回のラインナップの中では最も地味だけど、フラワーズらしくて最も好み。

今回唯一のオレゴンは「Auteur Wines」のウィラメット・ヴァレー産ピノノワール(Shea Vineyards)の2006年。もうすぐJSAソムリエ協会の一次試験ですが、オレゴンではしっかり押さえておくべき産地よね。香りからしてアルコール感が強く、度数を見たら14.7%。果実味が非常に強くて酸が目立たず、黒糖のような甘味が舌に残る。時間が経つほどに甘く感じるね。オレゴンのピノってブルゴーニュに近いなんてよく言われるけれど、本当にそうかなあ。個人的にはオレゴンのピノで実際にそう感じたことがほとんど無いんだけど……。飲みが足りないせい???

最後は、カリフォルニアのピノといえばあまりに有名な「Calera」。シングルヴィンヤードの中では最も手頃だったので、数年前までは『やまや』で時々購入していたRyan Vineyardsの2009年。アルコール度数はフラワーズに次いで低い14.1%。カレラのワインによく感じる、鮮やかさがある赤ベリー香。明らかにブルゴーニュ志向だけど、フラワーズとの違いは、酒質がグッと明るいことだと思う(色調ではなく、陰を感じないという意味で)。熟成もあり、柔らかく程良い酸味で美味しいけれど、ちょっと面白みには欠けるかな……。なんていうと、罰当たるね(汗)

試飲の後に、せっかくなのでグラスワインのメニューから、カリフォルニアのシャルドネを二種。

これまた正反対で、ロキオリの穏やかな端正さに相対する、ハイツのボリューム感。ロキオリも酸味は丸いけれど、滑らかで綺麗な質感。ハイツは厚みがありパイナップル香が満載で、いかにもなアメリカンボディ。
ま、ビンテージもハイツ2014年に比べてロキオリの方は2012年と少し熟成していることで、酸の丸さや落ち着き感に繋がっているせいもあるかな。

TOKYO WINE PARTYは
ワインを楽しみながら、参加者同士の交流も楽しもうという会です。
楽しむことが目的ですので、ワインに詳しい必要はありません。

事前知識なしで気軽にご参加ください。
初めての方が一人で参加しても楽しめるフレンドリーな会です。

皆さまのご参加を主催者一同お待ちしています。

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