【世界のワイン事情】台湾編 Part 2

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ワイン会運営マネージャーの小宮沢です。
今回は台湾で造られているワインについてです。
 
台湾のワイン造りの歴史は約60年前に遡ります。
 
1953年に日本人が交配したブドウ、ブラッククイーンを導入しこの数年後にアメリカからゴールデンマスカットが導入され試験栽培がはじまりました。
台湾で最初にできたワイナリー、樹生ワイナリー(樹生休閒酒莊)の創設者は、最初に外来ブドウの栽培に関わった農家の一つでした。
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しかし、1996年に専売制度が廃止のため酒造用のブドウの購入が停止され、ブドウの木の伐採と転作を余儀なくされました。
その際にその創設者は愛着のあったそのブドウの木を30本ほど残しておいたそうです。
ブドウ園はみかん園に変わりましたが、その木を使って細々とワイン醸造は行っていました。
 
そして1999年、台湾大地震の際に台中県と后里農協は農家の果実酒醸造による産業振興に動き出し、それと同時に「樹生ワイナリー」が設立されます。
酒造用ブドウ造りの基盤を持っていた樹生ワイナリーは、設備を整え研究を重ね、そして各地のワイナリーの人達へその技術を伝えました。
当初はとても飲めるようなワインはできなかったそうですが、今では世界で評価されるワインを生み出すほどのワイナリーになっています。
 
中でも2007年の「埔桃酒」という白ワインは、世界中のワインコンクールで数々の賞を受賞している実力派だそう。
これは台中市内で栽培されたゴールデンマスカットを原料に造られた甘口ワインです。
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樹生ワイナリーで造られているワインは甘口のものが多いです。
 
甘口なワインと言えばアイスワインがあり、ここでも造られています。
アイスワインとは、ブドウを凍った状態で収穫し造られます。
樹生ワイナリーのある后里という地域には雪が降らないため、ゴールデンマスカットを冷凍庫に1か月以上置き水分を抜きます。
そしてブドウを搾る時には7割程度にし渋みを出さないようにしています。
こうして糖度が増し、口当たりが柔らかくて透明感のある仕上がりとなった「氷醸甜酒」もまた、世界的なコンクールで賞を受賞したそうです。
 
台北市内のどこの台湾料理店にもだいたいワインは置いてありましたが、グラスで注文できるところがほとんどありませんでした。
今後の台湾ワインが楽しみなだけに、これからはおいしい台湾料理と共にいろいろな種類の台湾ワインをもっと気軽に楽しめるようになることも期待しています。
 
 
台湾編 終わり
 
執筆:ワイン会運営マネージャー 小宮沢奈代
 
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